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外壁防水はなぜ必要?防水機能の低下を見極めるサインやメンテナンス方法を解説

2023.03.09
外壁の防水機能はベランダなどに行う防水工事ではなく、外壁塗装によって防水性を持たせるのが一般的です。
 
家は年数が経つごとに少しずつ劣化するため、ふと外壁を見てひび割れを見つけたら雨水が入らないか心配になる方も多いでしょう。外壁の防水機能が失われれば、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。
 
そこで今回は、外壁防水の必要性について解説したうえで、外壁の防水機能が失われているときのサインや適切なメンテナンス方法について解説します。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

外壁防水の必要性


雨が降っても住宅内に雨漏れが発生しないのは、屋根やベランダに防水性を持たせる工事をしているのはもちろん、外壁にも防水性を持たせているからです。
 
しかし、屋外で常に雨風や太陽光にさらされている外壁は少しずつ劣化し、防水機能も低下していくため、大切な住まいを守るためには外壁防水を維持する対策が欠かせません。
 
ここでは、外壁防水の必要性、さらに対策しないとどうなるのかを解説します。
 

外壁の防水機能は経年劣化により低下する

外壁は外壁塗装をすることで外壁材の表面に塗膜を形成し、雨水の侵入を防止しています。
 
しかし、外壁塗装による防水機能は永続的なものではありません。外壁は常に雨風や太陽光にさらされており、時間が経つごとに塗膜が劣化して防水機能が失われていきます。
 
外壁材や塗料の種類によりますが、基本的には10年に一度を目安に外壁塗装の塗り直しを検討しましょう。
 

防水機能によって雨水の侵入を防いでいる

外壁は外壁塗装をすることで防水機能を持たせて雨水の侵入を防止しています。
 
外壁材だけだと雨水が侵入してしまうため、塗料で外壁材の表面を覆って水の侵入を防止しているのです。なお、外壁塗装は雨水の侵入を防止するだけでなく、紫外線のダメージから守ったり、住宅の美観を維持したりする役割も担っています。
 

外壁の防水機能が失われると住宅そのものに悪影響が及ぶことも

ベランダやバルコニー、屋根に防水工事を行っているため、住まいの防水対策は十分だと考えている方もいるでしょう。
 
しかし、外壁の防水性が失われると雨水が浸透し、雨漏りの原因になる可能性があります。外壁が原因で雨漏れが発生すると原因箇所を見つけるのがむずかしいことに加え、広範囲に広がって住宅全体に大きなダメージを与えるケースも少なくありません。
 
たとえば、柱や断熱材に水がしみ込むと腐食したり、カビが発生したりして最終的に住宅そのものの寿命を縮めることになります。

長寿命が住宅を維持するためにも、外壁防水は重要な役割を担っているのです。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

外壁の防水機能が低下しているサイン


なぜ外壁塗装によって外壁の防水性を維持する必要があるのかについて解説しましたが、そもそも自宅の外壁の状態がわからないという方も多いのではないでしょうか。
 
外壁は10年に一度を目安に塗り直しをするべきとされていますが、年数はあくまで目安であり、使用している塗料や外壁材、周囲の環境などで劣化の進み具合が変わります。
 
そのため、自宅の外壁の状態を適正に判断するためには、劣化症状を見極められるようになることが大切です。ここでは、外壁の防水機能が低下していることを表す劣化のサインを解説します。
 

チョーキング

外壁に触れると手に白い粉が付着する現象はチョーキングと呼ばれ、紫外線や雨などの影響で外壁塗装の塗膜が劣化し、粉状になっていることを示す劣化のサインです。
 
劣化症状としては比較的軽いですが、放置しておくと水を弾かなくなって外壁材に水が浸透してしまいます。
 

クラック

クラックとは、外壁表面にひび割れが生じている状態で、ひび割れの大きさによって「ヘアークラック」と「構造クラック」の2種類に分けられます。
 
外壁塗装の塗膜が経年劣化することで、素地の膨張収縮に絶えられなくなるのがクラックの要因の一つであり、クラックから雨水が侵入する危険性があります。
 

ヘアークラック

ヘアークラックは幅0.3mm以下、深さ0.4mm以下のひびを指します。
 
髪の毛のような細いひびなので劣化症状としては軽く補修の緊急性は低いですが、放置するとより大きなひびになる可能性があるので、早めに補修するのがおすすめです。
 

構造クラック

構造クラックは幅0.3mm以上、深さ0.4mm以上のひび割れのことで、雨水が侵入する危険性が高い状態です。
 
大きなひびのため雨水が侵入することが懸念されるのはもちろんのこと、外壁の強度にも影響を与える可能性があるので早急にメンテナンスしましょう。
 

シーリングの劣化

外壁材にサイディングやALCパネルを採用している場合などは、外壁材同士のつなぎ目にシーリングが施工されます。
 
シーリングはゴムのような弾力性があり建物の動きに追従して隙間をなくす役割を担っているほか、水や空気の侵入を防いで住宅を保護しています。
 
しかし、シーリングも永続的なものではありません。紫外線などで少しずつ劣化し、ゴムのような弾力性がなくなりひび割れやはがれが発生してしまいます。シーリングが劣化を放置すると、ひび割れやはがれが発生した部分から雨水が侵入する原因となります。
 

塗装のはがれ

外壁の防水機能低下を表す重度の劣化のサインは、塗装がはがれている状態です。
 
塗装がはがれると、外壁材がむき出しの状態になり、そこから雨水が建物内部に浸透していきます。外壁のはがれを見つけたら防水機能が失われているとはっきりわかるので、早急にメンテナンスしましょう。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

外壁の防水機能を高めるには?


外壁の防水機能が失われている劣化症状を見つけたら、早く対処したいと考えるのは当然です。
 
ここでは、外壁の防水機能を高める対処法を解説します。
 

正しい外壁塗装を行う

外壁にチョーキングやクラックを見つけたら、「早く防水機能を回復させたい!」と考えるものですが、ただ塗料を塗るだけでは防水性が回復されないばかりか、数年ではがれてしまう可能性があります。
 
長期間効果を維持できる外壁防水を実現するためには、現状の劣化状態にあった補修を行い、外壁材の種類なども把握したうえで、最適な補修および塗料の選択をすることが重要です。
 
たとえば、外壁塗装で防水機能を高める方法として、弾性塗料の使用を勧められることがあるでしょう。しかし、すべての住宅に弾性塗料が適しているわけではなく、サイディングに弾性塗料を施工すると腫れの原因になるケースもあるのです。
 
つまり、外壁の防水機能を高める対処法に決まりはなく、外壁の材質や劣化状況を細かく調査し、専門知識を用いて最適な提案をしてくれる外壁塗装業者に依頼し、正しい外壁塗装をすることが大切だといえるでしょう。
 

【モルタル外壁におすすめ】弾性塗料を使用する

正しい外壁塗装をすれば、特殊な塗料を使用しなくても防水機能を持たせることが可能ですが、外壁の防水性をより高めたい方は弾性塗料を検討するとよいでしょう。
 
ただし、弾性塗料は注意点もあるため外壁材との相性を考えて採用を検討するのがおすすめです。
 
弾性塗料とは、ゴムのように伸び縮みする性質を持った塗料のことで、塗膜がひび割れにくい性質があります。さらに、外壁自体にひび割れが生じても、塗膜が伸びてひび割れに追随するため、雨水の侵入を防げることなどから防水性が高いとされています。
 
そのため、ひび割れが発生しやすいコンクリートやモルタル外壁とは相性のよい塗料です。
 
しかし、弾性塗料はサイディングへの施工には不向きなので注意しなければなりません。
 
熱を吸収しやすいサイディングは夏場の表面温度が非常に高温になるため、弾性塗料が熱で柔らかくなりすぎてしまい塗料が膨張してしまって見栄えが悪くなることに加え、膨れが発生すると特徴である防水機能が失われてしまいます。
 
このように、防水性が高いとされる弾性塗料ですが、外壁材との相性を見極めて採用するのがポイントです。
 

低汚染塗料を使用する

外壁の防水性を重要視するなら、低汚染塗料を採用するのもおすすめです。
 
汚れにくい塗料と防水性は関係のないことのように思えるかもしれません。しかし、外壁に汚れが付着すると塗膜の劣化が早まり、結果的に防水機能を低下させる原因になります。
 
つまり、外壁に汚れが付着しにくくなる低汚染塗料によって塗膜を守ることが、防水性を維持につながるのです。
 
交通量の多い道路に面した住宅など、外壁に汚れが付着しやすい住宅におすすめの対策です。
 

シーリングのメンテナンスにもこだわる

外壁の防水性を高めるなら、シーリングのメンテナンスにもこだわるようにしましょう。シーリングはサイディングやALCパネルなどのつなぎ目に使用されており、紫外線や雨風の影響を受けてひび割れやはがれなどの劣化症状が現れます。
 
一般的なシーリングは10年程度で劣化症状がみられ、せっかく防水性の塗料を採用していても、シーリングをメンテナンスしていなければそこから雨水が侵入することになります。
 
シーリングのメンテナンスは打ち替えや増し打ちなどのメンテナンス方法があり、予算や劣化状態に合わせて最適な方法を選択しましょう。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

まとめ

今回が外壁防水について解説しました。
 
外壁は外壁塗装によって防水性が維持されていますが、塗膜の劣化とともに防水性が低下するため塗り替えを行って防水性を回復させることが大切です。
 
外壁の防水性が失われると、雨漏れが発生したり、柱や断熱材にカビが生えたりする原因となり、住宅そのものにダメージを与えてしまいます。ただ、防水機能を持たせるために外壁塗装をする場合は、外壁の劣化症状や外壁材に合わせて正しい外壁塗装をする、シーリングのメンテナンスも行うといった点に注意しましょう。
 
ぜひ今回の記事を参考に、外壁の防水機能を維持して長く快適な住まいを実現してみてください。
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